スタッフ
事業推進担当者
宮地朝子 准教授Miyachi Asako
博士(文学)
略歴:1971年生
名古屋大学文学部卒業(1994)、同大学文学研究科博士課程(前期課程)修了(1997)、同博士課程(後期課程)修了(2001)、名古屋工業大学共通講座教室(日本語・日本事情)講師(2001)、同大学留学生センター講師(学内配置換2002)、名古屋大学大学院文学研究科講師(2004)、同大学院准教授(2007)
gCOEプログラムでの研究内容
現代日本語の助詞・助動詞類には、"丈>ダケ""筈>ハズ(ダ)"などのように名詞が形式化・文法化してその機能を獲得し多様な用法を持つものが少なくない。
日本語の歴史的構造変化にも深く関わるこれら名詞の形式化・文法化を中心に、日本語の諸形式の変化と多様性について、形式個々の本質的性質と構造的位置付けに加え「テクスト布置」の観点を導入することによって説明したい。
発話という言語テクストの「布置」のあり方を、話し手・聞き手の関係や伝達場面の構造によって条件付けられる語用論的要因として文法に組み込むこの試みは、言語形式の共時的な多機能を説明しうるのみならず、歴史・地理的バリアントをデータとしながら共時態の積み重ねとしての記述に留まってきた従来の観察を、文法構造の変化としてとらえ直す「日本語史の再構築」にも、また、動態でありかつ記号の体系たりうる言語の構造的把握にもつながるものと考える。
主な研究業績
著作・単著
『日本語助詞シカに関わる構文構造史的研究』ひつじ書房,2007年2月.
論文・共著
「共在性からみた「です・ます」の諸機能」『自然言語処理』Vol.14 No.3(特集号:感情・評価・態度と言語),言語処理学会,pp.17-38,2007年4月.(北村雅則・加藤淳・石川美紀子・加藤良徳・東弘子との共著,第一著者)
論文・単著
「形式名詞の文法化―名詞句としての特性から見る―」『日本語の構造変化と文法化』青木博史編,ひつじ書房,pp.1-31,2007年7月.


