スタッフ
事業推進担当者
小川正廣 教授Ogawa Masahiro
博士(文学)
略歴 : 1951年生
京都大学文学部西洋古典語学西洋古典文学専攻卒業(1975)、同大学大学院文学研究科言語学(西洋古典語学西洋古典文学)専攻修士課程修了(1977)、同博士後期課程退学(1979)、京都大学文学部助手(1979)、京都産業大学教養部専任講師(1982)、同助教授(1986)、英国オックスフォード大学古典学部で研修(1987-88)、名古屋大学文学部助教授(1990)、同教授(1996)、同大学大学院文学研究科教授(2000)、名古屋大学総長補佐 (2002-04)
gCOEプログラムでの研究内容
近代古典学の泰斗ヴィラモヴッツが推進した古典文献学(klassische Philologie)とは、文字および非文字テクストをつうじて古代世界の全体像を浮かび上がらせる総合的な学問であった。
この研究理念にもとづき社会的・歴史的コンテクストの中に古典作品の文字テクストを布置し、その文化的相互関連のダイナミズムを綿密に分析しながら、ギリシア世界とローマ世界の連続性と非連続性を考究する。最近はとくに、西洋古代世界における「自由」、「他者」(異民族、非市民、奴隷、女性、自然など)、「共生」の概念の変容について、叙事詩・教訓詩、劇文学、思想・宗教、歴史に関する古典テクストを解釈対象としてジャンル横断的な研究を行なっている。
主な研究業績
著書
小川正廣『ウェルギリウス研究―ローマ詩人の創造』、京都大学学術出版会、1994年、全600頁
論文
小川正廣「口誦伝統と文字テクスト─ホメロスをめぐって」、『岩波講座 文学』第1巻、岩波書店、2003年、17-39頁
小川正廣「他者イメージの変容─ローマ喜劇と恋愛詩における奴隷と女性」、『ギリシア・ローマ世界における他者』、地中海文化を語る会編、彩流社、2003年、279-329頁


