教育|名古屋大学グローバルCOEプログラム|テクスト布置の解釈学的研究と教育

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教育プログラム

概要

【教育の基本理念】
個別のデシプリンにおいて、テクストを自在に読み解く技倆を錬磨させると同時に、そもそもテクストを通じて何を了解したのか、という根源的な問いかけを不断に行い、トランス・デシプリナリへの指向を自己の学問的中枢に具えた若手研究者を育成することである。個別と全体、この両方に軸を置きながら、二重の解釈学の循環的実践が自然な学的思考法となるよう指導する。

【教育の構想】
教育の構想として以下の三つが焦点化される。
 (1)個別学問分野での読解技術と解釈技法の鍛錬。
 (2)本プログラムの枢軸である「テクスト布置解釈学」による教育。
 これは一般理論としての「テクスト布置解釈学原論」と、言語テクスト、文字テクスト、歴史テクスト、思想・哲学テクストを対象とした「テクスト布置解釈学各論」から構成される。
 (3)GPプラン「人文学フィールド・ワーカー養成プログラム」とも連携を図る:
 ⅰ)言語・文字テクストの資料調査技術の教育。例として文書館や図書館の分類方法のノウハウの教授や、言語資料の調査技術の伝授など。
 ⅱ)若手研究者が将来大学の教育研究スタッフになった時に求められる技倆の鍛錬。たとえば発声法から、教材作成の技法の習得まで含をむ。

【国際発信能力の涵養】
欧米文化の研究者が、高度の国際的発信能力を身につけるのは当然であり、英語はどの文化圏を専攻する者もマスターすべき言語とし、その他に自らが専攻する分野の言語を習得するのは当然の素養とみなされるようにする。日本固有の文化を研究する若手研究者が、いかに国際的な発信能力を習得するかはこれから重要な課題となる。人文科学の研究分野では、自国の文化の研究が最も高水準なのが一般であり、もしこの分野の若手研究者が国際的発信能力を習得するならば、世界の人文科学界への貢献は顕著となる。この点は学術の卓越化戦略においても極めて重要なポイントであり、教育を通じてそうした能力を若手研究者のあいだに涵養する。

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