スタッフ|名古屋大学グローバルCOEプログラム|テクスト布置の解釈学的研究と教育

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スタッフ

事業推進担当者

釘貫亨 教授

釘貫亨 教授Kuginuki Toru

[教育担当サブリーダー]
博士(文学)
略歴 : 1954年生
京都教育大学国文科卒業(1979)、東北大学大学院文学研究科国語学専攻博士課程前期修了(1981)、同大学院文学研究科国語学博士課程後期中途退学(1982)、富山大学人文学部講師(1982)、同助教授(1986)、名古屋大学文学部助教授(1993)、同教授(1997)、同大学大学院文学研究科教授(2000)

gCOEプログラムでの研究内容

奈良時代から平安時代にかけての音声組織の改変過程を機能負担量の概念を用いて、その必然性を論証している。
母音組織の崩壊、ハ行転呼音、音便など古代日本語に生起した主な音変化はこの観点から説明できる。併せて、古代語動詞におけるヴォイスの体系の成立を日本語独自の自他対応の実態を基に通史的な解明を行っている。
上代語の受身使役の助辞形式ユ・ラユ/シムが平安時代にル・ラル/ス・サスに交替した理由、動詞連体修飾から形容詞的用法が発達する際に、助辞タリが介入した事情を、ヴォイス形式の成立と関連させて解明している。
仮名遣いは、中世以来古典注釈を通じて行われたが、近世期に五十音図の導入とともに古代日本音声を復元する学理として変貌する。その中核的な課題である「喉音三行弁」論争の復元を通じて、日本音声学史の展開過程を解明している。
幕末から明治時代にかけての日本語研究の近代化過程を学説史の手法を用いて解明している。

主な研究業績

著書
『近世仮名遣い論の研究』(名古屋大学出版会、2007)
『古代日本語の形態変化』(和泉書院、1996)

論文
「山田文法における「統覚作用」の概念の由来について」『國學院雑誌』第108巻第11号(2007)

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