スタッフ|名古屋大学グローバルCOEプログラム|テクスト布置の解釈学的研究と教育

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スタッフ

事業推進担当者

佐藤彰一 教授

佐藤彰一 教授Sato Shoichi

[拠点リーダー]
博士(文学)
略歴 : 1945年生
中央大学法学部法律学科卒業(1968)、カン大学留学(1969-71)、早稲田大学大学院文学研究科修士課程修了(1973)、同博士課程単位取得(1976)、日本学術振興会奨励研究員(1978)、愛知大学法経学部助教授(1979)、名古屋大学文学部助教授(1987)、同教授(1991)、同大学院文学研究科教授(2000)

gCOEプログラムでの研究内容

「封建制」と呼ばれる社会体制についての認識は、広く人口に膾炙し、もっとも日常的な歴史用語の一つであろう。同時にまたその親しみ易さのゆえに、誤解されている面も少なくない。誤った理解に関して言えば、この体制が社会の現実であった12、13世紀に胚胎していたことが考えられる。こうした仮説的展望のもとに、11世紀末から13世紀中頃にかけて編まれた私撰の法書『封建法書Libri feudorum』の成立に始まり、これへの16世紀の人文主義者の再解釈、18世紀の啓蒙思想家の見解、カール・マルクスの一連の著作を経て、 1939-40年のマルク・ブロックの『封建社会』の刊行にいたる「封建制」概念の流布の系譜をたどり、これらすべてを封建制のメタテクストとして脱構築するのが研究の課題である。中世西欧で現実に実践されていた「封」や、「封」授受の行為を当時最新の知識であった「復活されたローマ法」を、ローマ法学者たちどのように駆使して、それらを法学的に構築したか、その際、どのような布置構造が生成したかを、幾層にもわたる解釈学的操作により解明しなければならない。

主な実績

歴史書を読むー『歴史十書』のテクスト科学ー   山川出版社 2004年

Le passé et le présent dans le marriage des Mérovingiens selon Grégoire de Tours: l'énoncé et la construction narrative, C, Carozzi et S. Sato, éd. Histoire - Fiction - Représentation.
Proceedings of the Eighth International Conference, Studies for the Integrated Text Science,Nagoya, 2007.
Remarques sur les notices topograpgiques dans l'hagiographie mérovingienne: Le cas du diocese de Rouen, S. Sato éd. Genesis of Historical Text and Map, Proceedings of the Tenth International Conference, Studies for the Integrated Text Science, Nagoya, 2007.

  • 2005年10月、21世紀COEの国際研究集会をプロヴァンス大学とエクサン・プロヴァンスで共催し、3日間にわたる集会を実施した。
  • 2005年11月、パリ第4大学(ソルボンヌ)において、オリヴィエ・ブリュアン氏提出の教授資格取得論文(アビリタシオン)公開審査の審査委員に任命され、招聘。
  • 2004年3月、フランス、トゥール大学で開催されたアルクイン没後1200年を記念して行われた国際研究集会で、招待講演を行った。同月パリの高等師範学校で講演を行った。
  • 2002年10月、プリンストン大学の歴史学部に招待され講演を行った。
  • 平成14年(2002年)度日本学士院賞を著書『修道院と農民』で受賞した。
  • 2001年度にフランスの最高学府コレージュ・ド・フランスに招聘され、4回の連続抗議を行った。
    また、プロヴァンス大学、ソルボンヌ高等研究院(EPHE)、社会科学高等研究院(EHESS)の諸機関にそれぞれ1ヶ月招聘され、講義を行った。

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